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Contents
- 国内銀行、預金金利を相次ぎ引き上げ 融資拡大で資金需要高まる
- 週間☆アクセス数上位ランキング!
特集(2025年11月03日~2025年11月09日)
- 今週の銘柄評価
ドゥックザン化学[DGC]
- 編集後記
「タイ東北部ナコーンパノムにあるベトナム」
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1. 国内銀行、預金金利を相次ぎ引き上げ 融資拡大で資金需要高まる
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2025年10月以降、国内の商業銀行が相次いで預金金利を引き上げている。年末に向けた資金需要の高まりや融資拡大に伴い、資金調達競争が再び激しくなっていることが背景にある。
各行で預金金利の引き上げ相次ぐ
バックアー銀行[BAB](Bac A Bank)は1か月足らずで3回調整し、最高金利を年6.5%に引き上げた。サイゴンハノイ銀行[SHB](Saigon - Hanoi Commercial Bank)は8か月ぶりに最大+0.6%pt上昇し、VPバンク[VPB](VPBank)も1~11か月物で+0.3%pt上昇した。HDバンク[HDB](HDBank)やベトコムバンク・ネオ(VCBNeo)も+0.2~0.3%pt上昇した。
クオックザン(国民)銀行[NVB](National Citizen Bank=NCB)やGPバンク(GPBank)は+0.1%ptの上昇にとどまったが、ベトコムバンク[VCB](Vietcombank)、テクコムバンク[TCB](Techcombank)などは金利上乗せや景品プレゼントなどの優遇プログラムを展開している。
・・・<続きはサイトでご覧ください> |
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2. 週間☆アクセス数上位ランキング!(2025年11月03日~2025年11月09日)
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このコーナーでは、前週のベトナム株・経済情報(www.viet-kabu.com)のアクセス数の多かった記事を紹介いたします。
1 位 ビングループ、航空宇宙分野に進出 無償増資で資本金倍増へ
地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)は、航空宇宙分野に参入する新会社「ビンスペース(VinSpace)」の設立と資本金倍増計画を発表した。これにより、同社の長期戦略は新たな段階に入った。
航空宇宙事業に参入へ
新会社「ビンスペース」は11月3日に設立され、資本金は3000億VND(約17.4億円)。VICのファム・ニャット・ブオン会長が71%を出資し、VICが19%、長男ファム・ニャット・クアン・アイン氏と次男ファム・ニャット・ミン・ホアン氏がそれぞれ5%を保有している。
同社は自然科学や技術分野の研究開発を中心に、航空機・宇宙船および関連機器の製造、航空貨物輸送、衛星通信事業など6分野で事業を展開する予定だ。
・・・<続きはサイトでご覧ください>(記事本文には、2025年9月末時点の資本金トップ10社のチャートあり)
2 位 住友生命が出資のバオベトG、保険収支改善でQ3利益が過去最高
保険、銀行、証券を傘下に持つ金融持株会社で、住友生命が出資するバオベトグループ[BVH](Baoviet Holdings)が発表した2025年7~9月期業績は、保険引受収益が前年同期と同じく9兆7500億VND(約570億円)、親会社株主帰属利益は同+44%増の7710億VND(約45億円)となり、四半期として過去最高益を記録した。
同期の保険事業は引き続き好調で、保険収支残は2450億VND(約14.3億円)と前年同期の▲1450億VND(約▲8.5億円)の赤字から大幅に改善した。保険金支払いの減少に加え、保険料収入の安定などが寄与した。
金融活動も堅調で、利益は前年同期比+13%増の2兆9160億VND(約170億円)を計上し、BVHの収益拡大を下支えした。
・・・<続きはサイトでご覧ください>(記事本文には、2021~2025年の7~9月期業績のチャートあり) |
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3. 今週の銘柄評価
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※「今週の銘柄評価」は証券会社独自の見解に基づくものであり、実際の投資判断はご自身で行ってください。
※こちらの記事はグローバルリンクアドバイザーズ株式会社が、毎週有料会員向けに配信しているメールマガジン「ベトナム株通信」に掲載した一部を「ベトナム株・経済情報」が独自に選んだだものを掲載しています。
●グローバルリンクアドバイザーズ株式会社については、こちらをご覧下さい。 http://www.gladv.co.jp/members/vietnam/index.html ●「ベトナム株通信」については、こちらをご覧下さ い。 http://www.viet-kabu.com/magazine/ad/global/index.php
アグリバンク証券[AGR](Agriseco)は半導体原料の黄リンで世界需要の3割を生産するドゥックザン化学[DGC](Duc Giang Chemicals Group)株の理論株価を1株10万4000VND(約600円)と評価し、投資評価を「買い(Buy)」とした。
DGCは、アパタイト鉱区25号および19b区の拡張承認が2026年初めに見込まれており、原料の自給化によるコスト削減と利益率の改善が期待される。承認時期は当初予定の2025年10~12月から遅れる見通しだが、中長期的には業績を下支えする要因になるとみられている。
一方、中国からの供給制限が続く中で、リン酸肥料(DAP/MAP)価格は依然として高止まりしている。DGCは付加価値税(VAT)法改正により肥料原料の仕入れ税控除が可能になったことを受け、湿法リン酸(WPA)の全量を肥料生産に転用し、収益性向上を図っている。
同社は複数の大型プロジェクトを推進中で、2025年初に着工したギーソン化学工場では、9月末までに約4000億VND(約23億円)を投じた。第1期(1A段階)は2026年4~6月の稼働を予定し、年産能力は苛性ソーダ(NaOH)5万t、塩酸(HCl)1.5万t、次亜塩素酸ナトリウム(次亜塩素酸ソーダ)1万t、ポリ塩化アルミニウム(PAC)3万tなどを見込む。 |
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4. 編集後記
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毎週、スタッフの持ち回りでお届けする「編集後記」。 今週はJoより、「タイ東北部ナコーンパノムにあるベトナム」のお話です。
タイ東北部ナコーンパノムは、ラオスと向き合うメコン川沿いの国境の町で、ベトナム北中部の国境から直線距離で西にわずか100kmほどに位置します。古くからベトナム系住民が暮らしてきた地域で、現在も独自のコミュニティが残っています。

この地へのベトナム人移住は古く、17世紀ごろにはすでに渡来が始まっていたとされています。その後、最も大きな移住の波は 1945〜1954年のインドシナ戦争期 に訪れ、当時の混乱から安全を求めて多くの人々がラオスを越えてタイのメコン川沿いに移り住みました。こうした複数の時代と動機が重なり、現在のコミュニティの土台が形づくられていったと言われています。

町の中心には、近年「タイ・ベトナム文化通り」の門が建設され、この通りにはフォー屋、バンカイン(米粉やタピオカ粉で作る麺、北中部地方では主に米粉麺)屋、ベトナム料理店がありました。中華街のように漢字の看板が並んでまるで中国という感じではなく、普通のタイの道にベトナム系のお店がポツポツある感じです。
また、この地では、ベトナムの料理のネムヌオン(Nem Nướng=味付けした豚ひき肉を串に刺して焼いたものでライスペーパーに、野菜、ハーブなどと一緒に包み、甘辛いソースにつけて食べるベトナム中部地方の料理)がそのまま、Naem Neaungとタイ語表記になって現地化した料理になっています。

バンカイン屋さんで応対してくれたおばさんはご自身もご両親もタイ生まれで、お父さんは北部弁、お母さんは中部弁のベトナム語を話すそうです。ご本人のベトナム語は「聞けるけど話すのはあんまり」とのことでしたが、娘さんはベトナムへの留学経験もありベトナム語を流暢に話すそうです。ここのバンカインは北中部地方風の米粉細麺とタイ風の味のバンカインで50バーツ(約4万VND)でした。
このほかナコーンパノムの郊外には、ホーチミン氏が1920年代後半に滞在した家が保存されており、その近くに最近大きなホーチミン記念廟も建てられました。また、市中心部には、1960年にこの地に在住のベトナム人一同が寄贈した時計台があり、ナコーンパノム中心部の名所になっています。
 photo by Jo —————————— 今回は、ここまでです。 最後まで、お読みいただきましてありがとうございます。 今後とも、「ベ トナム株・経済情報」をよろしくお願いいたします。 |